『結城紬お里帰りツアー』

この1月25日(日)結城紬の産地で行うイベントは、実は茨城県の渡辺さんという結城紬の原材料である糸を扱われている社長さんの発案なのです。

watanabe.jpgこちらが結城紬の糸を取り扱っている渡辺さん当日イベントお世話役でもあります。この渡辺さんの提案で、この『結城紬お里帰りツアー』は生まれました。

これはどういう趣旨に基づいているのかと言いますと、まず結城紬の織り元さんたちは、ひとつの着物を生みだすまで、実際何十という工程、糸つむぎから染色、織り、糊づけと多くの人たちの手を経て歳月をかけて生み出されます。

織り手さんの中には、そんな気の遠くなるような作業を子供を産み嫁がせるようなものです、と表現された方もいました。

実際、その渡辺さんもそう言ってました。

そして、その織り元さんたちは、偶然にもどこかの土地で自分たちが作った着物を着ている方と遭遇することがあるらしいのです。 (考えてみれば在り得ることですね)

「まさか自分が作った着物だとわかるのですか?」

と僕が聞いたところ、

「そりゃわかりますよ!
自分たちが育てあげた娘みたいなものですから!」

本当のところは、自分たちが作った着物を着ている人に声を掛けて、
「実はそれは私たちが作ったのです。
着てくれてありがとうございます」
と声を掛けたいくらい嬉しいそうです。

でも実際は、したくてもそんなことは出来ないらしい。
(相手の事情もあるでしょうからと言ってました)


でももし、こういうことが実現したら
めちゃくちゃ感動的だと思いませんか?

『結城紬お里帰りツアー』は、こういう感動を生みだそうと
企画しました。

作り手と、それを購入した愛用者の方々を結びつける。

普通着物というものは産地から出て、
集産地問屋、地方問屋、呉服屋さんまたは百貨店と渡りますので、
通常では作った人がどんな人なのかわからないわけです。

まあ有名な作家さんなどは明確な場合もありますが。

結城紬というのは、本来産地の副業から出発し
分業作業なため特定の人の名前はつかないのですね。

でも、毎日毎日長い月日をかけて織り込んでくれた
織り手さんがいるのです。糸を紡いてくれた人がいるんです。
染め上げてくれた人がいるんです。


産地の織り元さんで、もし結城紬が欲しいという方が
そこで購入したら、誰が作ってくれたの当然かわかるわけです。

渡辺さんは、着物が売れていくことを「嫁ぐ」と
いまだに表現しています。

そして、人の場合嫁ぎ先から実家に帰る里帰りがあるように、
着物も何年かして、その着物を購入した人が、
着物を作ってくれたお父さんお母さんの元へ、
遊びに行く感覚で産地を訪れたら、
どんなに感動が生まれるかしれません。
織り元さんにしたって嬉しいと思います。


僕は、渡辺さんのこの「着物の里帰り」という話を聞いてから、
そんなことをイメージしたらワクワクしてきました。


それにこのツアーの一番実用的にいいことは、
産地の織り元さんから(まあ僕の会社を経由するのですが)
従来の問屋という流通がありませんので、
販売価格が従来の三分の一くらいに落とせるのです。


着物が安くなって(安くなるというよりこれが適正価格)
作り手さんと面識を持ち交流が生まれ、
産地にいつでも遊びにいけるなんて、
楽しいと思いませんか?


このツアーの中でもオーダーメイドも出来ますが、
まずは結城紬のことを知って貰うのが目的です。

見学だけの方も大歓迎です。

これを機会に結城紬のことを知りたいという方もOK!


ご賛同の方は、ぜひ一度ご参加ください!

僕と渡辺さんがお出迎え致します(^^/

 

●産地と結城紬愛好家を結ぶイベント
『結城紬お里帰りツアー』
 http://kimonoryutu.com/project/001/


 

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