結城紬製造工程動画
もともと紬(つむぎ)と言うのは一般庶民の生活着でした。
繭からとった長い絹糸をよって織るいわゆる絹織物に対して紬の原料は絹糸として使いものにならないいわば不良品の繭、これを真綿にしてから紡いで糸とし織り上げたのが紬(つむぎ)です。
江戸時代の天保の改革で幕府は絹織物の使用は禁じましたが、紬だけはその使用を許可していました。まさしく紬は生活着として認知されていたということです。
結城紬は明治以降、絣(かすり)縮み織りといった新しい技法を導入し、また染色技術の進歩もあってより美しい工芸品となりました。そして昭和三十八年結城紬は国の重要無形文化財指定を受けるほどになったのです。
結城紬がはじめて文献に登場したのは十四世紀の前半、その中には諸国名産のひとつとしての常陸紬の文字を見ることが出来ます。そして六百年ほどの時の流れがあり、結城紬は農民の質素な生活着からおしゃれで上品な普段着へと変身し、今では着物の中でも最高峰とも言える地位になったのです。
日本が誇る匠の技【結城紬】(1)
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